2013年06月16日の記事

おいしいローストビーフなんてあるのか?

おいしかった日本のローストビーフ

 ローストビーフなる名前がシャレオツな料理は、普段煮味噌と漬け物あたりで晩飯を食べている僕らにはあまり似合わない料理なのだが、それでもどこかのホテルのバッフェとか、結婚式場でとか、海外旅行中に出会うとかで、過去に相当に何度か食べてはいるものである。しかし、個人的な見解だが、今まで「おいしいローストビーフ」なるものにほとんど出会っていない。たいがいは肉の味もしないような味気のないシロモノでソースもたよりない。味の無いゴムを食べるような空しさがある。ということで「ローストビーフは名前の語感のわりにおいしい料理ではない」と僕は結論を出しているのだ。と、思いきや、昨日めずらしく「おいしいローストビーフ」に出会った。某Tホテルのローストビーフである。おいしい条件が揃っていた。1:焼きたてを目の前でサーブしてくれた(ローストビーフはこうでなくっちゃ)。2:肉が柔らかくおいしい。3:焼き方が赤味を残しつつも血などで皿が汚れない絶妙な焼き加減。4:グレービーソースが濃くも無く薄くも無く肉の味を引き立てている。5:ピリリと辛い利きのいいホースラディッシュ(西洋ワサビ)。6:しつこさの無い付け合わせ。ここまで条件が揃っているとローストビーフはおいしい料理となるようだ。ローストビーフはなにか「イギリスのごちそう」的イメージがある。イギリスで2度ほどローストビーフを食べたことがるが、どちらもまずいシロモノだった。たまたま店が悪かったのかも知れないけどね。確かに上にヨークシャープディングなんか乗っかってて、見た目派手だったりするのだが、肉もダメだし、焼き方もダメ。日本のホテルで見習いから勉強し直してほしいのだった。ローストビーフはポピュラーなわりにおいしく作るのが相当に難しい料理なのだきっと。なので、わざわざローストビーフを頼んで賭けをするのは今後も控えておこう。

おいしくなかった英国のローストビーフ