2012.01.20
夜の電車の窓はせつない
人影まばらな夜の電車からぼんやり流れ行く景色を持ていると、せつない。
●路地裏の暗い駐車場にぼんやり灯された蛍光灯照明が切れそうに点滅しているのを見ると、せつない
●一人暮らしの爺さんが一つだけ部屋の明かりを灯して風呂上がりにテレビを観ている光景が目に入ったりすると(一瞬だけどそこまでわかる)、せつない
●中華屋の屋上にデカデカとネオン看板で「幻の天津飯」と光っているのを見ると「どこが幻なんだろう?」と思うが、なんか、せつない
●各駅停車しか止まらない田舎のプラットホームの端っこでなぜかしゃがんでいる奴が目に入ったりして、せつない
●駅裏のスナック「ふれあい」の薄明るい入口なんかみると、中で「人間てそんなもんだよな、なぁ」と親父さんが甘えた顔でぐちってる光景が浮かんできて、せつない。しかしこういう安スナックって「ふれあい」とか「ともしび」とか「まごころ」とか店名までなんか甘えた名前がついてるよなぁ。
●車窓に映った自分の顔が妙に老けていて、せつない
kiddagan | Posted in 日記 | 5 Comments »