2011年05月06日の記事

想い出って?


 先日行った奈良の長谷寺。昔、大学生になったばかりの頃だったか、カミさんとデートというかドライブというか、この辺りに一緒に来たことがあって「覚えているか?」と聞いたら「なんとなく覚えている。この階段覚えている」と言った。長谷寺のこの長い登廊は確かに記憶の留まるほど印象的なのだ。「近くの室生寺にも寄ったと思うけど覚えているか?」と聞いたら「行ったような気がする」と答えた。で、室生寺に足を運んでみると寺前の川も印象的な太鼓橋も僕自身記憶に無い。初めて見るような景観である。よーく考えてみるとその時、室生寺には寄っていなかったのではないか。記憶というのはいい加減なものである、というたわいのない話。「なぜにあなたは京都に行くの」なんて歌が流行り、アンノン族が日本の古都を歩き回ったあの時代…。