2011年04月15日の記事

菜めし


 これは、某定食についた「菜めし」。この清貧な感じのする食べ物は僕の好物の一つである。「最近の菜めしって香りが無いよね」などとカミさんと話をしながら食べる。今は、料理店で食べる機会しか無いけど、子供の頃は親が実際に家で作ってくれた。細かく刻んだ大根の葉をから煎りして塩をまぶし(菜めしは塩が利いていないとあまりウマくない)釜に入れて焚く。大根の香りがご飯からつんと立ち上がらないと雰囲気が出ないんだなぁ。最近は菜めし用の乾燥粉末が出ていて、これを炊いたご飯に混ぜるだけという類いが多いから香りが今ひとつなのだ。菜めしといえば菜めし田楽が絶妙なカップリングだが、最近は味噌田楽の強い味噌の甘さに菜めしの香りがすっかり消されてしまって、菜めしのアイデンティティが弱くなってしまった。