2011年02月25日の記事

町のゆるデザイン研究:その2


 町に潜む「ゆるデザイン」を批評するコーナー(いつできたんだ?シリーズでやろうかしらん?)の第二弾である。先日のトイレ内表示に続いて、こちらも岡崎市内の某施設内のトイレ。先日の「禁煙もの」にくらべてこちらはシンプルでいくぶん好感が持てる。しかしだ、「デザインは引き算」と何度も言ってるだろ。なんで、表示を立体プレート風に装飾する必要があるのだ。ま、プレート風に仕立てて際立たせるという理由は100歩ゆずっていくぶんわからないでもない。でも、こんな稚拙なアレンジではかえってじゃまくさいだけである。コピーはシンプルで水の文字だけ大きく色替えしているのはぎりぎり許してあげよう。でもね、文字がなんで勘亭流なのだ。勘亭流は歌舞伎看板等に使われる伝統文字で「江戸の粋」だぜ。「文字が太い」=「目立つ」という発想は間違っている。また勘亭流に漂う「媚」はオーセンチックな指示にはふさわしくない。日本人は無機質であるべきはずの業務連絡ですら、可愛いイラストを添えたりする幼児的国民なのだ。まったく媚びる必要は無い。勘亭流なんて僕でも滅多に使う機会は無いのに。この場合、中ゴシックでも目立つ感は同じか、その方が読みやすいはずである。岡崎だけに知り合いがこれを作ったのかもしれない。その場合は、今日の話、水に流して下さい。