2010年05月11日の記事

病院に行こう:ベッドから聞こえるもの

一般病棟では4人部屋だった。それぞれカーテンで仕切られているものの、他の患者のベッドで取り交わされる会話や物音が聞こえてるわけで、完全なプライバシーは無い。また、夜中にうめき声が聞こえるような、病院という非日常的空間なので、聞こえてくる会話もかなり本音の多い内容で興味深い。僕がちょっと小耳に挟んだ会話をちょっと紹介。
●部屋の患者の一人が受ける診察機器が故障した。業者がおためしにと新製品を患者のベッド横に持ってきた。担当医師との会話……。医師「110万円って安いの?」業者「定価は250万です。今ならキャンペーン価格なんですから」。ベッドの患者の体におびただしいセンサーを貼り付けて業者は帰ったのだが、夜中になぜか電源が落ちて、おためし患者の苦労は水の泡になったらしい。
●となりの親父のところにやってくる奥さんは、寝たままで動こうとしない親父さんに愚痴をこぼしているのだが、親父は反応しない。しかし、奥さんはなぜかいつも農作業の報告をして行く。「お父さんジャガイモを植えたよ」「何段ぐらいだ?」とこの時だけは寝たままの親父も反応する。
●斜め前の患者は若い看護師に人気のようである。会話が楽しいのである。その中のひとつを…。看護師「酸素吸入器つけて歩かにゃいかんじゃん!○○さん」「やだよ。これ付けるとね。病人みたいだもん」