2010年05月10日の記事

病院に行こう:自由へ

自由を失って初めて自由のありがたさがわかるってのが、入院である。上の表示札は患者がどこまで動いていいのかを示すもの。最初はBの「ベッドサイド可」レベルでベッドの回りしか動けない(もっともこの前に絶対安静ってのもあるが)。ポータブルトイレがベッドの脇に置かれる。それがDの「病棟内歩行可(検査は車椅子)」までくると、自分でトイレに行ったり談話室まで行って大型テレビを眺めていられるようになる。ただし同じフロアー内。で最後にEの「院内歩行可」となると、1階のロビーまで行って買物ができ、自由に病院全体を歩き回れるようになり、ロビーから娑婆の空気を吸える。こうした自由へのステップが今のところの人生目標なのである。心臓疾患系患者は一般病棟に入った時から無線でデータを送る心電図モニターってのを胸につけていて、24時間心臓の動きを監視されているのだが、最後にこのセンサーを体から外されると、本当に解放された喜びを得て、もう退院が近いということを実感するのだ。