2010年05月03日の記事

病院に行こう:看護師さん

一般病棟に移って、僕は看護師さんの看護の元に過ごす事になった。早速おチンチンのチューブは外してもらう。ふーっ、解放された。移ったばかりはベッドサイドのみしか行動が許されておらず、点滴のチューブやら心電図モニター(体にセンサーを貼付けて無線でデータを送る装置)が体に付いているので、何から何までお世話になることになる。おしっこはベッドサイドにおいた溲瓶。ウンチもポータブル便器。その都度看護師さんに取りに来てもらう。看護師に体も拭いてもらう。もちろん恥ずかしいが、お下も洗ってもらう。薬もアイスノンも、そして食事もみな運んでもらう。同室だった患者が、「極楽極楽!」と冗談まじりに叫んでいたが、確かに極楽である。心臓疾患系の患者はご老人が多い。したがって、多くの看護師が「ため口」で語る事が多い。老人にはわかりやすいしゃべり方でないと通用しないのはよくわかるが、「おしっこ出たぁ?」なんていきなり言われると戸惑う。僕のようにお行儀の良い患者ばかりではなく、かなりわがままで偏屈な患者もいるので、看護師が大変な職業であろう事はすぐにわかる。ただ、彼らは慣れていて、

ある種、患者という生身の人間の本音を毎日見つめている日常というのは、達観した気分になるであろうとも思える。

ここでは3交代制で深夜勤もふくめて一日3回担当者が変わる。患者にとっては、一体誰が自分の担当なのかわけがわからなくなるのだが、聞けば一看護師が担当する患者は15、6人だというから、やはり大変さには同情する。看護師さんは女性だけとは限らない。結構若い男性も多い。一週間も過ごすと、それぞれの看護師に性格があることがわかってくる。どの人も基本的に優しいのだが、せっかちな人、悠長な人、プライドの高い人、といったニュアンスが読み取れて、ナースステーションで展開する看護師たちの世界を勝手に想像したりしている。皆さんには申し訳ないが看護師さんウォッチングしか、患者には楽しみがないのである。