2010年03月12日の記事

醤油

今まで醤油を気に留めた事は無かったが、最近四国の醤油がちょっと気になったこともあって、小豆島で醤油を買って来た。香川県小豆島と言えば醤油の名産地である。小豆島はいつまでもオリーブや二十四の瞳のロケ地だけにしがみついていてはいけないと、島に数ある醤油の製造に目をつけ「醤(ひしお)の郷」というPRキャンペーンを立ち上げているらしい。醤油メーカーは大小さまざまあるようだが、今回は「ヤマロク醤油」というメーカーの「鶴醤(つるびしお)」と「菊醤(きくびしお)」という醤油を選んだ。サンプルをなめたらどちらもおいしかったからである。どちらも濃い口醤油だが皿に注ぐと色が違う。「鶴醤」は天然醸造で寝かせてできた醤油をもう一度樽に入れて2倍の原料と歳月をかけて作った再仕込み醤油。旨味成分が多く、濃厚かつまろやかな味という。「菊醤」の方は丹波の黒豆と香川産小麦で作った醤油。色に透明感があり、端麗であっさりとした味だが高貴な香りとほのかな甘みがあるという。なんか清酒を選んでいるような気分である。早速冷や奴と玉子かけご飯(最近は全国で玉子かけ専用醤油を売っているが)を試した。冷や奴は「鶴醤」の方が合う気がする。しかし、僕はどちらかというと「菊醤」のすっきりとした甘めの味の方が好きである。僕は大豆のみで作るあの「たまり」という奴があまり好きではない。寿司につけるのにたまりか醤油かと聞かれたら醤油を選ぶ。……などと書いたが、醤油のうまさを語るほどの舌ではないので、一般的な醤油とどこがどう違うのか明確には応えられない。第一、この醤油145mlで440円(メーカー直売価格。定価は470円)。スーパーの安売りで買ってくる1000mlボトルの醤油に比べてなんと30倍以上の値段であるわけなのだが、30倍の旨さかというとそれはもう精神世界の話になるだろう。気分としてはグルメというよりちょっとした遊びと考えるしか無い。