2009年10月15日の記事

ハブ空港

Cairort

昨日のテレビ報道で「羽田空港をハブ空港に」という話題が盛り上がっていた。旅行者中心に見ると、確かに日本ほどの国に中核たるハブ空港が無いのは不思議な事である。クアラルンプール、チャンギ、香港、仁川、アジアの空港なども相当にスケールが大きい。テレビ報道によれば、羽田からの日本の地方都市への国内便は8本しか無いのに、韓国の仁川国際空港から日本の地方都市便へは28本もあるとのことである。これでは外国から日本の地方都市に行くのに、いったんソウルまで行った方が便利ってものだ。韓国に限らず、アジアの大手の空港は計画当時からちゃんとハブ空港としての拡張を計画していて、その実行もダイナミックで急速である。いつのまにか世界の航空便が日本の空の上を通り過ぎるだけになってしまう。中部国際空港が計画された時、三河湾全体を埋め立てるぐらいの覚悟で、滑走路4本以上、将来的にスペースシャトルがランディング可能な滑走路を持つハブ空港を造るべきだと唱える研究者がいたが、結局中部国際空港もこの程度の規模。関西国際空港も中途半端。もともと成田空港を作る際でも地域の協力を得る手法を間違って、血みどろの「成田闘争」へと泥沼化させ(成田闘争でがんばった団塊世代の知り合いが身近に何人もいるが)、力無く縮小された空港になってしまった。空港を造ると言えばすぐさま地元住民の反対の声が上がる一方で地方の空港誘致神話で中途半端な赤字空港をたくさん造ってゆく。日本の空港建設計画のだらし無さ根性無さが、かの大臣の発言で脚光を浴びたのは取りあえずいい事だが、いかんせん時間が遅すぎた。まあ、ひょっとしたら、そのうち空港がいらなくなる未来が来るかもしれないけどね、僕が死んだ後に。