2009年05月02日の記事

その絵、いくら?

 またまた本の紹介。タイトルがそそり、なにげなく購入した本。その絵、いくら?…どうしてこの絵が1億円するのか?…。ギャラリスト小山登美夫氏著によるアートとお金の関係を語る書で興味深い。アート作品の値段ってとんでもなく不可思議で、どういう風に付けられているのかよくわからないまま、過ごしているよね。ほだら?ここで解説するスペースは無いが、アートって2つの値段があるらしい。プライマリー・プライスとセカンダリー・プライス。プライマリー・プライスは、ギャラリーが他のギャラリーとのバランスを計り、市場相場を想定し「売れるであろう値段」をつけるのもの。これはどちらかとうと常識的価格。もちろん、ギャラリーの取り分も入っている。一方、セカンダリー・プライスは作品に人気が集まり、その後、コレクターなどが付ける値段で、こいつがオークション等で値段をどんどんつり上げるようなのだ。「売れるからその値段が付く」という市場原理なのだが、場合によっては投機的世界にもなる。勘違いしている人がいるかもしれないので言っておくと、高額な値段がオークションで付けられても、作家には1円も入らないのだ(作品の基本相場価格のつり上げにはなるが)。お金はコレクターに入る。ま、僕には関係のない世界なのだが、僕はギャラリーで作品を観る時によく考えたりする。「この作品を自分の家に飾るとして、自分ならいくら払えるだろう」と。もし絵画なら、気に入ったとしても僕の場合せいぜい、10万円までかなぁ(笑)。考えてみれば次元が違うがデザイナーの職人仕事では働いた分だけ確実に日当が入る訳で、アート作家の方々の方が大変なんだろうなぁ。芸術は金じゃない!とか、言ってもね。