2009年03月01日の記事

パンツのプレゼン

 昨日は愛知県美術館にでかけ、お手伝いさせてもらっている某芸術大学の卒展で、担当のデザイン学部の学生たちによる自分の作品のプレゼンテーションを拝見した。4時間にわたる長丁場で、ついでに観てこようと思った「アンドリュー・ワイエス展」は見れずじまいだった。しかし、「一週間で何ができるか」「ゴキブリの観察」「スキマ時間の研究」「贈り物記憶カレンダー」など学生達の視点には驚く物が多く、楽しくもあり勉強にもなった。学生達は個々にそれなりのプレゼンテーションを考えていたようで、完璧とは言えないまでも初々しく、聞いていても飽きない。写真はユニセックス用のインナーのデザインを考えた学生で、女性かと思ったら男の学生。自作のパンツをプレゼンするのにやおらズボンを脱いだ。自らパンツを何枚もはいて仕込んでいたのだ。プレゼンパネルのレイアウトなどは僕らの学生の頃より数段洗練されているのだが、最も重要な「伝えたい事」が少々ぼけている気がする。ミテクレやプレゼンの手法もいいが、大事な事は「何を伝えるか」という現物である。ほだら?また、昨年同様、テーマに心のコミュニケーション系のものが多いのは、今の時代が少々気になる。