2009年02月21日の記事

カラフル電車

 冬の景色は無彩色だ。遠く見える山々も、向こうに並ぶ家々も、堤防も田んぼも、吹きすさぶ冷たい風の中ですべて色を失っている。とある郊外の住宅地に立って、目の前に広がる田んぼを眺めていると3両編成の電車が走ってきた。派手にペインティングされている。無彩色の水墨画の中を横切って行くカラフル電車。乗客はまばらで、明るく楽しげなペイントであるが故に妙にしらじらしく悲しい。ほだら?日本のこういう車両広告ペイントは子供チックなカラーリングとイラストが多いのは何故だろう。菜の花が咲き、遠くに見える土手の桜並木が鮮やかなピンクに染まる頃なら少しは華やいで見えるだろうが。