甘くて苦い話


 BS海外ドキュメンタリーの番組で大手の食品会社が扱うチョコレート材料であるカカオを扱っていた。最大の原産地アフリカのカカオの生産地では人身売買による子供労働者の存在が密かに知られているという。もちろん違法。取り締まる組織もようやくできたようだが、闇に隠れて今もなお続いていると言う。世界中の空港にチョコレート菓子が溢れている(ホント、あれ、異常だと思わない?/私の意見)が、それらは安いカカオ豆の生い立ちに支えられているのだ。現地の子供は甘いチョコレートなど食べた事は無い。思い出せば、某有名なコーヒーチェーンSのコーヒー豆も原産地では過酷な条件下、安い賃金で働く労働者に支えられていると聞いた。彼らも自分たちが収穫した豆で煎れたコーヒー一杯が自分たちの何日分かの労働賃金に匹敵する値段で売られている事実を知らなかった。チョコレートやコーヒーの香りが漂う豊かな生活も、そんな事実の上に成り立っているのだ。カカオのドキュメンタリーを取材したレポーターが最後にこんな事を言っていた。僕らは「チョコレートをもう少し高い値段で買うべきではないだろうか?」…バレンタインデーを前に甘くて苦い話。

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