ケロリンバケツ

 お風呂ついでに、とある山間の旅館のお風呂場で見つけた懐かしい物。ケロリンの洗い桶である。銭湯に通った経験が無いとわからないアイテムかもしれない。ほだら?ケロリンとは昔、富山の「売薬(ばいやく)」さんが家庭常備薬用に配達に着た時の、頭痛歯痛止め薬の定番商品だった。ケロリンを全国に売ろうと薬屋さんが思いついた広告作戦が、銭湯で使うこの洗い桶に文字を入れ、無料で配ることだった、と聞いたことがある。銭湯や旅館の風呂場で使う洗い桶なら誰の目にもとまるだろうと考えたわけで、ナイスアイデアだよね。薬の名の入った紙風船という販促ツールもあったなぁ。そのおかげかケロリンは大ヒット。類似品がたくさんできるほどの名声を得たのだった。このバケツでお湯をかけながら、僕は三丁目の夕日を思い出したのである。

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