駅前の居酒屋

izakaya

一昨晩は久しぶりの面子で久しぶりに駅前の居酒屋で飲んだ。駅前は以前に比べるとチェーン店の居酒屋のネオンですっかり埋められてしまっているのだが、僕らは「卵焼き」がおいしい小さな老舗の居酒屋に入った。お供は酒豪の女性一人、酒好きの男一人であった。ので、原酒、しぼり酒とコップ酒がすすむ。肩を付き合わせて座っても10人で一杯ほどのカウンターである。こういう駅前の古くからある居酒屋というのは、ローカルで小さなコミュニティーといえる世界があって、久しぶりに店に入ると部外者のような気分になるのだが、酒のおかげで他のカウンターのお客さんとわけのわからぬローカル話も弾む。「あんたは岡崎のどこに住んどるのかね」「○○屋さんと言えば、伝馬通のあそこかね」という会話からそういう話は始まる。「ほの店なら知っとるがね」「ほっか?あんたはうちの娘と同じ歳だがん。えろう若う見えるがなぁ?」…。一度こういうカウンター話にはまり込むと、我ら3人が居酒屋で議論しようかと思っていたテーマ(と言っても、大した話などもともと無いのだが)から大きく外れ、議論をする前にもう酔っぱらってしまっているのだ。この夜は、酒好きのお二人が不徳にもかなり泥酔してしまって、店を出る時には完全な千鳥足。こんな展開になるとは予想だにしていなかった。肩や腕を抱えながら「おいおい大丈夫か?」「ダーイジョーブ#%&!」「大丈夫じゃネェーよ」「いくか、もう一軒!」。駅前の酔っぱらいというも、久しぶりに見た気がした。昔はこんな夜が何度かあったものだ。今は僕は酒はあまり飲まないので、泥酔した二人がちょっと懐かしく、うらやましくも思った駅前の夜だった。あいつ、タクシーで帰れといったのに、バス停に座っていたが、無事に帰る事ができたんだろうか?

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