花嫁専用

花嫁専用

ある結婚式場のエレベーターである。僕は乗れない。「花嫁専用ELV」と書いてあった。式運営の機能面での理由もあるだろうが、このちょっとこれ見よがしな「花嫁専用」という差別化イメージは面白い。来年、姪っ子が結婚式を挙げる予定であり、結婚式会場と打ち合わせに忙しいようだ。結婚衣装を借りるのに○十万という。借りるだけなのに高いねぇ。話は違うが、わがデザイン業で撮影用の小道具として高級アンチーク家具などを借りる場合、せいぜいその品の値段の1割までなので、その点でみると、この衣装は最低何百万円である必要がある。でも借りずに持ち込みだと、これまた高額な持ち込み料を取られるという。記念撮影料金も妙に割高である。結婚式屋はある種、葬式屋と同様の特異な業態で、人々は「その実」を強く意識するようになり、いつかは崩壊するだろうと僕は想像している。

コメントを書く

ほっかにログインしてコメントを書く